東国原英夫 政治評論家

f:id:hyouronka:20191210043021j:plain

 

ウクライナでは政治経験が一切なかったコメディアンが大統領選挙に当選するなど、お笑い芸人が政治家になるケースが時折あります。過去の日本でもそのような動きが見られましたが、東国原英夫さんもその1人です。お笑い芸人から宮崎県知事に、一時期は自民党総裁の椅子すらも狙える勢いがありながら、現在は政治評論家として政治を語る存在です。1957年9月16日生まれ、62歳の東国原英夫さんは宮崎県都城市の出身です。1980年、笑っていいともの前身笑ってる場合ですよのオーディションコーナーに出演、同じ番組に出ていたビートたけし氏の楽屋に行き、弟子入りを志願、後に多くの弟子が集まるたけし軍団の第1号となります。ビートたけし氏と共に歩み、自らは推理小説を書きベストセラーに。


そのドラマに出演した女優と結婚するなど順風満帆な人生を過ごしますが、不祥事をきっかけにテレビから一時消えます。その間、もう一度学びなおそうと早稲田大学第二文学部に入学し卒業、政治経済学部に再度入学した最中、宮崎県知事選がありました。当時の知事が不祥事を起こし不信任決議が可決、辞職に追い込まれての知事選でした。立候補を表明し、当初泡沫候補と言われながらも地道な活動を展開、しがらみのない存在が好感を呼び、宮崎県知事選で当選。その後宮崎県のセールスマンと自称し、頻繁に全国のテレビに登場し、宮崎県民の支持を集め続けます。2009年、自民党が劣勢に立たされ、政権交代間近といわれていた中、自民党幹部から次期衆院議員選挙への出馬依頼を出され、自らを自民党総裁候補にするならいいと条件を出します。結果的に出馬しませんでしたが、1期で宮崎県知事を降りると、都知事選への立候補を経て、日本維新の会から出馬し当選します。ただわずか1年で辞め、今の政治評論家のポジションに入ります。


政治評論家として、歯に衣着せぬ発言が多く、特にその発言はネットでの炎上を招きます。同時にまだお笑いタレントとしてのプライドを覗かせ、政治家、政治評論家、お笑いタレントをブレンドさせたような状態となっています。それをよしとするかは人それぞれの判断ですが、結果的に政治に対する親しみやすさを持たせている状況。再び政治家として政界に復帰するよう求められるケースもありますが、今のポジションがかなり居心地がいい様子です。今後どのような歯に衣着せぬ発言をしてもらえるのか、注目が集まります。