宮崎謙介 政治評論家

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不祥事を起こしたことをきっかけに政治家を辞め、その後政治評論家としてテレビに出てくるという方が時折いらっしゃいます。宮崎謙介さんがその1人です。1981年1月17日生まれ、38歳の宮崎謙介さんは東京都新宿区の出身です。総合商社に勤めていた父親の影響でフィリピンで暮らしていたこともある宮崎さんは、早稲田大学商学部を卒業すると日本生命に入り、その後、インテリジェンス、ドリコムと転職を重ねます。2007年に会社を起業し、2011年には親戚がいるという関係で京都の自民党選挙区支部長になります。その後行われた衆議院選挙で初当選を果たし、2年後の選挙では2回連続当選。プライベートでは1度離婚を経験したものの、2015年に同僚議員だった金子恵美氏と再婚、子供も生まれ幸せな生活を送るはずでした。


ところが、2016年、自らの不倫疑惑が週刊誌で報道されると風向きは一気に逆風に。世論からの激烈なバッシングもあって、報道から1週間後議員辞職に追い込まれてしまいます。金子氏が出産のために緊急入院した隙に不倫が行われたという報道が致命的だったことは明らかです。補欠選挙自民党の候補者を擁立できない事態になるなど、いかに打撃が大きかったかがわかります。その後、宮崎さんは公には登場せず、再び起業家として法人を立ち上げるなどし、奥さんの活動を支えますが、奥さんが選挙で落選したことで、それ以降は夫婦でメディア出演を行うようになります。


政治評論家として、数々のバラエティ番組に出演、政治に関して語ることも多く、元々イケメンで、今までの失敗をある程度明るく語れることもあり、テレビに引っ張りだこ。2019年10月、TOKYOMXのバラいろダンディの金曜MCになるなど、その活躍は議員のとき以上という声もあります。夫婦ともども政治家に戻る気はなく、現状はタレント活動、政治評論家としての活動に専念しています。とはいえ、知名度がある元政治家はこれから政党を作りたい人からすればありがたい存在であるのも事実なので、今後出馬を求められればそれに乗っかる可能性は否定できません。


まだ例の騒動を起こして数年しか経っていないという事実、ちょうどそのころ、社会的に不倫問題が加熱し、異様なまでのバッシングが行われました。結果的にそれに巻き込まれたわけですが、幸か不幸か、そのおかげでメディアに出られたわけですから、ある意味強運なのかもしれません。