上西小百合 政治評論家

f:id:hyouronka:20191210043217j:plain

 

政治家をやめて政治評論家になってから政治の発言が多くなる方がいます。それが上西小百合さんです。1983年4月30日生まれ、36歳の上西小百合さんは大阪府羽曳野市の出身です。大阪教育大学付属天王寺小学校からエスカレータ式で高校まで、その後神戸女学院大学を卒業するなど、サラブレッドのような経歴を持つ上西さん。卒業後は保険会社で働き、その後、美容関連会社に転職します。2012年に日本維新の会が主宰する維新政治塾に参加、それがきっかけで上西さんは大阪7区で立候補し、残念ながら自民党現職に敗れたものの、比例区での復活当選を果たします。維新の会が分党しても大阪維新の会側に付いた上西さん、2014年の選挙でも比例復活当選を果たしますが、ここで流れが変わります。


2015年、衆議院本会議を欠席、欠席の前日に居酒屋などをはしご、秘書との温泉旅行などをしていたと報じられ、維新の党の最高顧問だった橋下徹氏からの追求を受けることになります。辞職勧告を突きつけられても、法に触れないの理由で辞職を拒否し党から除名処分を受け、無所属として活動を開始。フォト自叙伝の発売やタレント活動など政治家ながらなかなかの奔放ぶり、ネット上での炎上は数知れない中、それでも発言をやめなかった上西さん。2017年に次期総選挙への出馬はしないと宣言、以降はタレント、政治評論家としての活動を行っています。


政治評論家としてのスタンスはこれまで属した維新関係者に対して辛らつで、何かあればTwitterで噛み付くような状況です。後に維新からは複数の問題議員が出てきますが、結果的にはその先陣を切るような形に。それでも政治家の任期が切れる間近になると、まともな内容のツイートが増え、上西さんに議員を続けてほしい、政治家として活動してほしいという声が出てきます。今後政治家に復帰するのか、政治評論家として活動するのかはわかりませんが、政治の舞台に戻る可能性は十分にありそうです。


一躍注目を集めるようになったのは皮肉にもスキャンダル以降というのが上西さん。それでも最近はあまりテレビに出ておらず、政治の勉強などをしている可能性もあります。今後どのような活動をするのかにも期待が集まりますが、自由奔放で、時に相手の懐をえぐるような発言を期待する声は大きく、政治の状況が段々と混沌としてきた今、復活を願う人がチラホラと出てきているかもしれません。