角谷浩一 政治評論家

f:id:hyouronka:20200109043316j:plain

 

最近になってインターネットメディアが注目され、テレビで自由に発言できない人がインターネットに流れるケースが目につきますが、鳴り物入りで登場したインターネットメディアを積極的に活用してきた政治評論家がいます。それが角谷浩一さんです。1961年4月3日生まれ、58歳の角谷浩一さんは神奈川県横浜市の出身です。野球でおなじみの横浜高校を卒業した角谷さんは日本大学法学部新聞学科に進学。卒業すると、東京タイムズに入社。その後、小学館で発行されている週刊ポストの政治担当編集者、SAPIOを担当した他、1990年にはテレビ朝日報道局に移籍するなど、様々な媒体で活躍しています。


政治に関するコメンテーターとして様々なワイドショーに登場する角谷さんですが、その名が知られるようになったのはニコニコ生放送への出演です。現在でこそインターネットで長時間の生放送、生配信を行うのは当たり前になっていますが、角谷さんが出始めた2009年は生放送のハードルはかなり高く、生配信を見続けるにはパソコンで見るしかありませんでした。いわばニコ生の創世記と呼ばれる時代にニュース番組を立ち上げ、そこでパーソナリティを務めたのが角谷さんです。長くその番組は続き、政治のことを語れる数少ない人として重宝されます。もちろんその前から政治評論家として活動していましたが、その名を知らしめるようになったのはニコ生への出演がきっかけです。


政治、政権との距離は比較的近く、2003年にはイラクの復興支援に関する委員会に参考人として呼ばれた他、内閣府の委員などを務めます。時の総理との単独インタビューや共産党議長である不破哲三さんへのインタビューを行うなど、そのキャリアは確かなものです。どちらかといえば中道保守でありながら、左派である共産党議長とのインタビューもやっており、幅広い活躍が特徴的です。


角谷さんは雑誌にコメントを求められることが多く、ワイドショーにも呼ばれることが目立ちます。その発言の内容は決してウケ狙いではなく、かといって、堅すぎるわけでもないため、話の内容が入りやすく、薄っぺらいものではないことが言えます。ウケ狙いを優先させ、話している内容が形容しがたいほど酷い政治評論家が少なくない中で、安定的な発言を行っているのが角谷さんです。今後もワイドショーだけでなく、ラジオやインターネットメディアなどに出てくる機会は増えていくことは間違いありません。