金子恵美 政治評論家

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元々活躍が期待されていたにもかかわらず、ひょんなことから風向きが変わり、予期せぬポジションで活躍するケースがあるものです。政治家だった金子恵美さんもその1人で、何もなければ今でも政治家として活動できていたわけですが、あることから風向きが変わり、最終的に政治評論家になりました。1978年2月27日生まれ、41歳の金子恵美さんは新潟県新潟市の出身です。金子さんの父親は旧月潟村の村長をしており、いわば二世議員です。しかし、当初は政治家になろうとしていたわけではなく、早稲田大学第一文学部文学科演劇専修卒業が最終学歴です。


大学卒業後は地元のテレビ局で非常勤職員として働くも1年で退職、その後、ミスコンに選出されたり、韓国へ留学したりする中、2007年、新潟市議会議員選挙に当選、2010年任期途中で辞め、新潟県議会議員補欠選挙で無投票再選、2012年には衆議院議員選挙が行われ、またも任期途中で辞職し出馬、民主党の体たらくもあり、初当選を果たします。その後2014年の選挙にも当選し、役職も経験してきてさぁこれからという中、大変なことが起こります。同僚議員で夫の宮崎謙介氏の不倫疑惑が発覚したためです。夫は議員辞職に追い込まれ、自らは出産直後の疑惑発覚のため、体調が定まらない中で混乱に巻き込まれます。それでも総務大臣政務官になるなど一定の評価を得たものの、2017年、僅差で落選、いわゆるタダの人となります。


そこから1週間後、不倫騒動を引き起こした旦那と一緒にバラエティ番組に出演、以降、政治を語りながらもタレントとして活躍する日々をすごします。マンションのローン返済が要因となっており、不本意ながらも議員時代以上のスポットライトを浴びている金子さん。それでも比例復活の1番手となり、場合によっては復活当選の可能性もある中、金子さんはテレビ番組で政治家引退を表明、仮に繰り上げ当選があったとしてもそれを辞退することを宣言しました。


政治家として道半ば、それでも政治評論家としては直前までの永田町の様子を知る数少ない1人であるため、発言の機会は多いです。とはいえ、踏み込んだ発言はなかなかせず、俗に言う問題発言の類もそこまでないので、扱いやすい政治評論家とマスコミが思っている可能性が高いです。政治をわかりやすく伝えるなど、元政治家だからこそできるアプローチを金子さんができるのかどうかに注目です。